プロ野球の12球団は、それぞれ親会社の業種も、本拠地の歴史も、球団名の変遷も大きく違います。新聞社が持つ球団、鉄道会社が持つ球団、市民球団から始まった球団、途中で本拠地を大きく移した球団と、知れば知るほど個性が見えてきます。
この記事は、12球団の「親会社」「本拠地」「球団名の源流」を1つの表にまとめた早見表です。各球団の歴史を詳しく読みたい人のための入口として、球団ごとの解説記事へのリンクも用意しました。情報は2026年10月時点で公開されている資料をもとにしています。親会社や球場名は変わることがあるため、最新の情報は各球団の公式サイトでご確認ください。
先に結論|12球団の親会社と本拠地の早見表
現在の親会社(運営の中心となる企業)と本拠地を、セ・リーグとパ・リーグに分けて並べます。
セ・リーグ6球団
| 球団 | 現在の親会社・運営の中心 | 現在の本拠地 | 詳しい解説 |
|---|---|---|---|
| 読売ジャイアンツ | 読売新聞グループ | 東京ドーム | 巨人の歴史 |
| 阪神タイガース | 阪神電気鉄道(阪急阪神ホールディングスの子会社) | 阪神甲子園球場 | 阪神の歴史 |
| 中日ドラゴンズ | 中日新聞社 | バンテリンドーム ナゴヤ | 中日の歴史 |
| 広島東洋カープ | 市民球団が出発点。マツダが筆頭株主 | MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島 | 広島の歴史 |
| 東京ヤクルトスワローズ | ヤクルト本社 | 明治神宮野球場 | ヤクルトの歴史 |
| 横浜DeNAベイスターズ | DeNA | 横浜スタジアム | DeNAの歴史 |
パ・リーグ6球団
| 球団 | 現在の親会社・運営の中心 | 現在の本拠地 | 詳しい解説 |
|---|---|---|---|
| 福岡ソフトバンクホークス | ソフトバンク | みずほPayPayドーム福岡 | ソフトバンクの歴史 |
| 北海道日本ハムファイターズ | 日本ハム | エスコンフィールド北海道 | 日本ハムの歴史 |
| 東北楽天ゴールデンイーグルス | 楽天グループ | 楽天モバイルパーク宮城 | 楽天の歴史 |
| 千葉ロッテマリーンズ | ロッテ | ZOZOマリンスタジアム | ロッテの歴史 |
| オリックス・バファローズ | オリックス | 京セラドーム大阪(神戸が準本拠地) | オリックスの歴史 |
| 埼玉西武ライオンズ | 西武ホールディングスの子会社 | ベルーナドーム | 西武の歴史 |
なお、球場名は命名権(ネーミングライツ)で変わることがあります。ここに載せた名称は、2026年10月時点のものです。
球団名の源流と歩みを一覧で見る
各球団のもとになったチームの発足・設立の年と、その後の主な変化を整理します。年や表記は資料によって異なる場合があります。
| 球団 | 源流となる年と名称 | 主な変化 |
|---|---|---|
| 読売ジャイアンツ | 1934年(大日本東京野球倶楽部) | 1936年に東京巨人軍、1947年に東京読売巨人軍。本拠地は後楽園から1988年に東京ドームへ |
| 阪神タイガース | 1935年(大阪野球倶楽部) | 大阪タイガース、阪神軍を経て1961年に現名称。本拠地は創設から甲子園 |
| オリックス・バファローズ | 1936年(阪急軍) | 1988年にオリエント・リースへ譲渡。2004年に近鉄を吸収合併 |
| 中日ドラゴンズ | 1936年(名古屋軍) | 名称が何度も変わり1954年に中日ドラゴンズへ。1997年にナゴヤドームへ |
| 福岡ソフトバンクホークス | 1938年(南海軍) | 1989年にダイエー、2005年にソフトバンク。大阪から福岡へ移転 |
| 北海道日本ハムファイターズ | 1946年(セネタース) | 東急、東映、日拓、日本ハム。2004年に北海道へ移転 |
| 広島東洋カープ | 1949年(広島カープ) | 市民球団として創設。1968年に広島東洋カープへ |
| 横浜DeNAベイスターズ | 1949年設立(まるは球団) | 大洋、マルハ、TBS、DeNAと親会社が変化。1978年に横浜へ |
| 千葉ロッテマリーンズ | 1949年(毎日オリオンズ) | 大映との合併、1971年にロッテが親会社に。1992年に千葉へ |
| 埼玉西武ライオンズ | 1949年(西鉄クリッパース) | 命名権の時代を経て、1978年に西武グループが買収。1979年に所沢へ |
| 東京ヤクルトスワローズ | 1950年(国鉄スワローズ) | サンケイを経て、1970年にヤクルトが単独経営。1964年から神宮 |
| 東北楽天ゴールデンイーグルス | 2004年に新規参入が承認 | 2005年に一軍公式戦が開幕。12球団で最も新しい |
親会社の業種で見る12球団
親会社の業種で分けると、球団のタイプが見えてきます。ここでは、現在の親会社・運営の中心をもとに分けています。
- 新聞社:読売ジャイアンツ(読売新聞グループ)、中日ドラゴンズ(中日新聞社)
- 鉄道会社:阪神タイガース(阪神電気鉄道)、埼玉西武ライオンズ(西武グループ)
- 食品・メーカー系:東京ヤクルトスワローズ(ヤクルト本社)、北海道日本ハムファイターズ(日本ハム)、千葉ロッテマリーンズ(ロッテ)
- IT・通信・インターネット系:横浜DeNAベイスターズ(DeNA)、福岡ソフトバンクホークス(ソフトバンク)、東北楽天ゴールデンイーグルス(楽天グループ)
- 金融・リース系:オリックス・バファローズ(オリックス)
- 市民球団が出発点:広島東洋カープ(現在はマツダが筆頭株主)
業種ごとの特徴は、球団の個性にも表れます。球団の特徴を別の切り口で知りたい人は、プロ野球12球団の特徴まとめも参考にしてください。資金力の面から見たい人は、お金持ち球団ランキングも役に立ちます。
本拠地を移した球団・移していない球団
本拠地が大きく動いた球団と、ほぼ変わっていない球団がある点も、12球団の違いです。
- 創設以来、同じ球場を本拠地にしている:阪神タイガース(甲子園球場)
- 本拠地の都市そのものが変わった:福岡ソフトバンクホークス(大阪から福岡へ、1989年)、北海道日本ハムファイターズ(東京から北海道へ、2004年)、埼玉西武ライオンズ(福岡から所沢へ、1979年)
- 川崎から横浜、千葉などへ:横浜DeNAベイスターズ(川崎球場から1978年に横浜スタジアムへ)、千葉ロッテマリーンズ(川崎球場から1992年に千葉へ)
- 球場の建て替え・移転:読売ジャイアンツ(1988年に東京ドームへ)、中日ドラゴンズ(1997年にナゴヤドームへ)、広島東洋カープ(2009年にマツダスタジアムへ)、日本ハム(2023年にエスコンフィールド北海道へ)
- 比較的近年に球場名が変わった:東北楽天ゴールデンイーグルス(命名権で球場名が何度も変更)
本拠地の規模や収容人数を比べたい人は、12球場の収容人数ランキングもあわせて確認すると、各球場の特徴がよくわかります。
歴史の読み方|観戦前に押さえたい3つのポイント
- 親会社が変わると球団名が変わる:ヤクルト、ロッテ、ソフトバンクなどは、親会社の交代と球団名の変更が連動してきました。
- 本拠地の移転は、地域密着の歴史でもある:北海道、福岡、仙台など、地域に根づいた球団の背景に移転の歴史があります。
- 資料によって細部の表記が異なることがある:創設日や改称の日付は、資料によって差があります。気になる点は公式サイトの沿革で確認しましょう。
よくある質問
Q. 12球団で最も歴史が古い球団は?
A. 源流の年で見ると、読売ジャイアンツの1934年(大日本東京野球倶楽部)が最も早い球団です。ただし、創設の定義は球団や資料によって異なる場合があります。
Q. 12球団で最も新しい球団は?
A. 東北楽天ゴールデンイーグルスです。2004年に新規参入が承認され、2005年に一軍公式戦が始まりました。
Q. 球団どうしが合併した例はありますか?
A. あります。オリックス・バファローズは、2004年に大阪近鉄バファローズを吸収合併し、2005年に現在の球団名になりました。ほかにも、ロッテのルーツである毎日オリオンズが1957年に大映ユニオンズと合併した例があります。
Q. 親会社が最も多く変わった球団は?
A. 資料で確認できる範囲では、横浜DeNAベイスターズ、福岡ソフトバンクホークス、北海道日本ハムファイターズなどが、親会社が何度も変わった球団です。詳しくは各球団の解説記事をご覧ください。
まとめ
12球団の親会社・本拠地・球団名は、それぞれの歴史を映しています。この早見表で全体像をつかんだうえで、気になる球団の解説記事を読むと、観戦がより楽しくなります。親会社や球場名は変わることがあるため、最新の情報は球団の公式サイトで確認してください。
この記事の年表は、NPB公式サイトの記録や、公開されている各種資料をもとに整理しています。資料によって細部の表記が異なる場合があるため、気になる点は各球団の公式サイトの沿革もあわせて確認してください。


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