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ホームラン数の推移と飛ぶボール問題|統一球から2026年までのNPBデータ

ホームラン数の推移と飛ぶボール問題|統一球から2026年までのNPBデータ データ・ランキング
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プロ野球の本塁打数は、年によって大きく上下します。2011年に導入された「統一球」で本塁打が減り、2013年にはボールの仕様変更が発覚して騒動になりました。そして2026年も、「ボールの感覚が違う」という声とともに、本塁打数が話題になっています。この記事では、NPB公式のチーム打撃成績から、本塁打数の推移を数字で確認し、「飛ぶボール問題」の経緯を整理します。

本塁打数は、NPB公式サイトの各年度の「チーム打撃成績」(セ・パ12球団)を合計したものです。年度は連続ではなく、節目になる年を選びました。ボールの仕様に関する記述は、報道に基づくもので、2026年については公式の見解は確認できていません。ボールの規格は野球ボールの規格と統一球問題で解説しています。

先に結論|2010年1,605本→2011年939本→2019年1,688本→2024年975本→2026年1,426本

  • 統一球が導入された2011年は、両リーグ合計で939本と、2010年(1,605本)から大きく減った
  • 2019年は1,688本と、今回取り上げた年の中で最多
  • 2024年は975本まで落ち込み、2025年は1,096本、2026年は1,426本と回復
  • 数字の増減に、ボールの影響があるかは、公式の検証がなければ断定できない

本塁打数の推移(両リーグ合計)

年セ・リーグパ・リーグ合計1チーム1試合あたり
20108637421,6050.93
20114854549390.54
20137145971,3110.76
20198378511,6880.98
20236436071,2500.73
20244725039750.57
20255435531,0960.64
20266487781,4260.83

※「1チーム1試合あたり」は、合計本塁打÷(12球団×試合数)で計算した値です。試合数は、2010〜2013年が144、2019年以降が143です。NPB公式のチーム打撃成績に基づきます。

本塁打数の推移(両リーグ合計)20101,605本2011939本20191,688本2024975本

2011年|統一球の導入

J-CASTニュースによれば、統一球は2011年に導入されました。この年、本塁打数は前の年より大きく減っています。Number(文藝春秋)の記事では、2011年のパ・リーグ本塁打王が中村剛也選手(西武)の48本、2位は25本で、セ・リーグはバレンティン選手(ヤクルト)の31本と紹介されています。記事の筆者は、本塁打の減少が長く続くとは考えていないと述べていました。

2013年|秘密裏のボール変更が発覚

J-CASTニュースによると、統一球の反発係数の下限は0.4134と定められていますが、2012年のボールはこの下限を下回ることが多かったとされます。2013年は規定の範囲に収まるよう調整されました。2013年6月11日、NPBは日本プロ野球選手会との事務折衝で、今季からボールに変更を加えたことを認めました。NPBは仕様の変更を長く公表していなかったと報じられています。

本塁打の状況について、同記事は、2012年は1日10本塁打以上の試合日が9日間だけだったのに対し、2013年は開幕10日目までに3日間あったと紹介しています。表の2013年(1,311本)は、2011年(939本)の約1.4倍です。

2019年|本塁打が最も多かった年

今回取り上げた年の中で、本塁打が最も多いのは2019年の1,688本です。1チーム1試合あたり約0.98本と、2010年(0.93)をも上回っています。この年の増減の要因については、この記事では判断できません。公式のデータやNPBの説明を確認してください。

2024〜2026年|落ち込みから回復へ

2023年の1,250本から、2024年は975本へと急に減りました。2025年は1,096本、2026年は1,426本と回復しています。2026年は特にパ・リーグが778本(2025年は553本)と大きく伸びました。日本ハムは177本、ソフトバンクは162本でした。

年セパ
2024472503
2025543553
2026648778

2026年の「飛ぶボール」報道

2026年4月のライブドアニュース掲載の記事は、監督や選手から「ボールの感覚が違う」という声が出ていると報じました。日本ハムは4月14日時点で、15試合で27本塁打を放ったとあります。ただし、この記事には、NPBの公式見解や反発係数の数値は含まれていません。ボールが2026年に変更されたかどうかも、確認できていません。

ブログ(note)では、NPBの打球データと、MLBの打球データを比べ、「同じ打球初速であれば、NPB球もMLB球と同様に飛ぶ」という個人の分析が公開されています。ただし、これは筆者自身が回転数を仮定した独自の検証で、サンプルも限られています。

結論として、本塁打数の増減には、ボールのほか、打者の技術向上、投手のレベル、球場、戦術など多くの要因が絡みます。ボールの影響を断定するには、公式の検証と、反発係数の公表が必要です。

球場による違い|パークファクター

本塁打の出やすさは、球場によっても違います。球場ごとの傾向はパークファクターとは?球場ごとの本塁打の出やすさで解説しています。ホームランテラスの設置などで、球場の条件が変わることもあります。

打球速度や打球角度は打球速度と打球角度とはで、スイングスピードと飛距離の関係はスイングスピードと飛距離の関係で紹介しています。

用語の整理|反発係数・統一球・投高打低

  • 反発係数:ボールがどれだけ弾むかを示す数値。数値が大きいほど、よく飛ぶ傾向がある
  • 統一球:NPBの公式戦で使う、規格を統一したボール。2011年に導入
  • 投高打低:投手の成績が上がり、打者の成績が下がっている状態
  • パークファクター:球場ごとの得点や本塁打の出やすさを表した指標

数字を読むときの注意点

  • この記事の合計は、NPB公式のチーム打撃成績の本塁打を、12球団分足したもの
  • 年度は節目の年のみで、連続した推移ではない(2012年、2014〜2018年、2020〜2022年は取り上げていない)
  • 試合数が年で違う(144試合→143試合)。1チーム1試合あたりの値で比べる
  • ボールの影響を示す根拠は、公式の検証と公表が必要。個人の分析は参考にとどめる

観戦で本塁打を楽しむポイント

  • 打球の角度と速度に注目する。バレル(強い打球の目安)は別記事で解説
  • 球場の広さやフェンスの高さを意識して、風向きや天候も見る
  • 主砲の調子は、直近の本塁打数だけでなく、打球の質で確かめる
  • 本塁打の多い年は、投手の配球や継投の工夫にも注目する

よくある質問

Q. 2026年にボールは変わったのですか?

報道では「感覚が違う」という声がありますが、この記事の執筆時点で、NPBの公式な変更の発表は確認できていません。最新の情報は、NPBの公式発表をご確認ください。

Q. 統一球とは何ですか?

NPBの公式戦で使うボールを統一した規格で、2011年に導入されました。反発係数の下限は0.4134とされています(J-CASTニュース)。

Q. 本塁打が多い年は面白いですか?

好みが分かれるところです。本塁打が増えると派手な試合が増える一方、投手戦や守備、走塁を楽しむファンもいます。

まとめ|数字の変化は大きいが、原因の断定は慎重に

本塁打数は、2010年の1,605本から、2011年の939本、2019年の1,688本、2024年の975本、2026年の1,426本と、大きく動いてきました。ボールの影響が議論されるのは自然ですが、公式の検証が示されない限り、原因を断定するのは慎重にしたいところです。

出典:NPB公式サイト「各年度 チーム打撃成績」(npb.jp)、J-CASTニュース「こっそり『飛ぶボール』に変更」(2013年6月)、Number(文藝春秋)の統一球に関する記事、ライブドアニュース「NPBの飛ぶボール問題を大検証」(2026年4月25日掲載)、note「2026年のNPBは『飛ぶボール』を使ってる?」。2026年10月時点で確認。

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