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サッカーのピッチの寸法とラインの意味|ゴールエリアとPKの範囲

サッカーのピッチの寸法とラインの意味|ゴールエリアとPKの範囲 サッカーの戦術・ポジション
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サッカーを観戦していて、「あの白い線は何のためにあるの?」「ペナルティエリアはどのくらいの広さ?」と思ったことはありませんか。ピッチ(フィールド)に引かれた線には、それぞれ役割があり、反則の判定やプレーの再開場所と深く関わっています。この記事では、サッカーのピッチの寸法と、ラインの意味を、初心者の方にも分かるように整理します。

※寸法は、IFAB(国際サッカー評議会)の競技規則第1条「競技のフィールド」で確認した数値です。確認したのは2015/16年版で、基本の寸法は長く変わっていませんが、大会や最新の規則は主催者の発表でご確認ください。

先に結論|ピッチの寸法を5行で

  • ピッチの長さ(タッチライン)は、一般の試合で90〜120m、幅(ゴールライン)は45〜90mの範囲で決められます。
  • 国際試合では、長さ100〜110m、幅64〜75mの範囲です。
  • ゴールの幅は7.32m、高さは2.44mです。
  • ゴールエリアは、ゴールポストの内側から5.5mの範囲、ペナルティエリアは16.5mの範囲です。
  • ペナルティマークはゴールの中央から11mの位置、センターサークルの半径は9.15mです。

ピッチ全体の大きさ

サッカーのピッチは、野球のように球場ごとに大きさが違います。ただし、規則で範囲が決められていて、その範囲内であれば、スタジアムごとに多少の違いがあります。

項目一般の試合国際試合
長さ(タッチライン)最小90m〜最大120m最小100m〜最大110m
幅(ゴールライン)最小45m〜最大90m最小64m〜最大75m

国際試合の範囲内で、多くのスタジアムが、長さ105m、幅68mといった大きさを採用しています。観戦するスタジアムの実際の大きさは、クラブや会場の公式サイトで確認できる場合があります。

ラインの名前と意味

ピッチに引かれた線の太さは、12cm以内と決められています。線そのものも、ピッチの区域に含まれる点が特徴で、ボールが線にかかっていれば、まだインプレーです。

ライン・場所意味・役割
タッチラインピッチの長い辺。ボールが全体として越えると、スローインで再開します。
ゴールラインピッチの短い辺。ボールが越えると、ゴールキックかコーナーキックで再開します。
ハーフウェーラインピッチを半分に分ける線。キックオフはこの線の中央で行います。
センターサークル半径9.15mの円。キックオフのとき、守備側の選手はこの外側に出ます。
ゴールエリアゴールの前の小さな長方形。ゴールキックの位置に関わります。
ペナルティエリアゴールの前の大きな長方形。反則で、PKになる範囲を示します。
ペナルティマークPKのボールを置く位置。ゴールの中央から11m。
ペナルティアークペナルティエリアの外側にある弧。半径9.15m。PKのとき、選手が入れない範囲を示します。
コーナーアーク各隅の小さな弧。半径1m。コーナーキックのボールを置く場所です。
ペナルティエリア奥行16.5m×幅40.32mゴールエリア奥行5.5m×幅18.32mPKの位置ゴールから11mセンターサークル半径9.15mハーフウェーライン長さ(タッチライン)100〜110m(国際試合)幅(ゴールライン)64〜75m(国際試合) ゴール内幅7.32m・高さ2.44m
図:国際試合の範囲内で、多くのスタジアムは105m×68mを採用(図は105m×68mで描いた模式図)。

ゴールの大きさ

ゴールポストの内側の幅は7.32m、地面からクロスバーの下端までの高さは2.44mです。ゴールポストとクロスバーの幅と厚さは、12cm以内と決められています。実際にスタジアムでゴールを見ると、思ったより大きく感じるかもしれません。

ゴールエリアとペナルティエリアの違い

観戦中に混同しやすいのが、ゴールエリアとペナルティエリアです。どちらもゴールの前にありますが、広さと役割が違います。

ゴールエリア(内側の小さい長方形)

ゴールポストの内側から5.5m離れた位置にラインを引き、そこから5.5m前に伸ばした範囲です。広さの目安は、横18.32m、奥行き5.5mです。ゴールキックは、このエリア内からボールを蹴って再開します。

ペナルティエリア(外側の大きい長方形)

ゴールポストの内側から16.5m離れた位置にラインを引き、そこから16.5m前に伸ばした範囲です。広さの目安は、横40.32m、奥行き16.5mです。守備側の選手が、このエリア内で直接フリーキックにあたる反則をすると、相手にPKが与えられます。ゴールキーパーが手でボールを扱えるのも、自分のペナルティエリアの中に限られます。

PKが与えられる条件は、反則の種類と場所の両方で決まります。詳しくは、ファウルの種類を解説した記事や、サッカーの審判団の役割も合わせて確認すると、判定の流れが見えてきます。

ラインを知ると分かる、観戦の見どころ

オフサイドラインとハーフウェーライン

オフサイドの判定では、ハーフウェーラインが重要な目安になります。自分の陣地にいる選手はオフサイドにならない、という決まりがあるためです。オフサイドの詳しい仕組みは、サッカーのオフサイドとは?で解説しています。

スローイン・ゴールキック・コーナーキックの境目

ボールがラインを越えるとき、どのラインを、どちらの側が最後に触れて越えたかで、再開方法が変わります。タッチラインを越えればスローイン、ゴールラインを越えれば、攻撃側が最後に触れたときはゴールキック、守備側が最後に触れたときはコーナーキックです。この違いを知るだけで、中継の見え方が変わります。

PKのときの選手の位置

PKのとき、キッカーとゴールキーパー以外の選手は、ペナルティマークの後ろ側で、ペナルティアークの外側に位置します。映像で選手が弧の外に並んでいるのは、この決まりによるものです。

ピッチの芝やラインから分かること

スタジアムによって、芝の種類や刈り方が異なり、試合の雰囲気も変わります。ピッチの白いラインは、試合の前に引き直されることが多く、観戦前にスタンドから眺めると、ラインの位置関係をつかみやすくなります。試合前のウォーミングアップの時間は、選手がどのあたりに立っているかを見ながら、ラインの意味を確認する良い機会です。

また、中継映像と現地では、距離感が違って見えることがあります。現地で見るとピッチは広く感じ、ペナルティエリアの端からゴールまでの距離も、映像より遠く感じられるかもしれません。

観戦前に確認するチェックリスト

  • スタジアムの座席から、どのラインが見えやすいかを確認する。
  • ゴール裏の席は、ペナルティエリアのプレーが近くに見える。
  • バックスタンドの席は、ハーフウェーライン付近が見やすい。
  • メインスタンドの席は、ピッチ全体の流れをつかみやすい。
  • フォーメーションの動きは、センターサークルの位置を目安にすると分かりやすい。

ピッチ全体の見え方は、座席の位置によって大きく変わります。フォーメーションの見方に興味がある方は、サッカーのフォーメーションの見方も参考にしてください。

よくある質問

Q. すべてのスタジアムで、ピッチの大きさは同じですか。

同じとは限りません。規則で決められた範囲内であれば、スタジアムごとに多少の違いがあります。ただし、国際試合では、長さと幅の範囲がより狭く決められています。

Q. ボールが線の上にあるとき、アウトですか。

ボール全体が線を完全に越えたときがアウトです。ボールの一部でも線にかかっていれば、プレーは続きます。

Q. 子どもと観戦するとき、ラインの説明はどうすればよいですか。

まずは、ゴール前の2つの四角と、真ん中の円だけ覚えれば十分です。「大きい四角でファウルするとPK」「小さい四角からゴールキック」のように説明すると、理解しやすくなります。子連れでの観戦準備は、子連れでサッカー観戦する準備ガイドで紹介しています。

まとめ

サッカーのピッチは、国際試合では長さ100〜110m、幅64〜75mの範囲で、ゴールの幅は7.32m、高さは2.44mです。ゴールエリアは5.5m、ペナルティエリアは16.5mの範囲で、PKの位置は11mです。ラインの意味を知っていると、スローインやコーナーキック、PKの判定が、ぐっと分かりやすくなります。次の観戦では、ボールの動きだけでなく、足元のラインにも注目してみてください。

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