球場を巡る楽しみの一つに、「行った証拠を残したい」という気持ちがあります。スタンプを集めたり、チケットの半券をとっておいたり、写真を撮ったりと、記録の残し方はさまざまです。
この記事では、球場巡りに関わるスタンプラリーの実例として、NPBなどが実施した「聖地・名所150選」のスタンプラリーを取り上げ、公式サイトの「球跡巡り」の楽しみ方、自分だけの記録の残し方を整理します。
先に結論|球場巡りのスタンプラリーを5行で
- 12球場すべてを対象にした、共通の公式スタンプラリーは、今回の調査では確認できなかった
- 実例として、2022年に、NPBなど3団体が「野球伝来150年記念 日本野球聖地・名所『150選』スタンプラリー」を実施した。現在は終了している
- 2022年の企画は、無料アプリ「furari」を使い、50か所、100か所、150か所の達成で、それぞれ特典があった
- NPB公式サイトには、使われなくなった球場を紹介する「球跡巡り」というコラムがあり、2018年から続いている
- 現在開催中の企画は、球団や球場の公式発表で、確認するのが確実
実例|「聖地・名所150選」スタンプラリー(2022年)
野球伝来150年を記念して、日本野球機構、全日本野球協会、野球殿堂博物館の3団体が、日本全国の野球にまつわる聖地・名所150か所を認定しました。そして、その150か所をめぐる、スタンプラリーを実施しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 野球伝来150年記念 日本野球聖地・名所「150選」スタンプラリー |
| 期間 | 2022年7月23日(土)0:00〜12月31日(土)23:59 |
| 対象 | 認定された150選の聖地・名所(一部の学校などは対象外) |
| 参加方法 | 無料アプリ「furari」(別途ダウンロード) |
| 50か所達成 | 野球伝来150年記念グッズ |
| 100か所達成 | 野球伝来150年記念グッズ |
| 150か所達成 | 記念グッズ、特設サイトへの登録名の掲出、野球殿堂博物館の1年間入場無料パス券 |
| 施設別の特典 | 野球殿堂博物館、甲子園歴史館、BE-STADIUM KOSHIEN、王貞治ベースボールミュージアムに、それぞれ独自の特典 |
スタンプラリーは、新型コロナウイルスの感染状況により、内容の変更や中止があり得るとされていました。また、スタンプラリーの影響でトラブルが起きた場合は、対象の場所から除外されることがあるとも、書かれていました。こうした企画に参加するときは、現地のルールやマナーを守ることが、前提になります。
NPB公式の「球跡巡り」を楽しむ
NPBの公式サイトには、「球場情報」のなかに、「球跡巡り」というコラムシリーズがあります。プロ野球の公式戦が行われたものの、現在は使われていない球場(球跡)を、1つずつ紹介する内容です。
- 2018年4月20日の「序章」から始まり、2026年10月2日時点で、第102回まで公開されている
- 第1回は後楽園スタヂアムで、両翼78メートルという構造と、本塁打の多さに触れている
- 第22回は横浜公園平和野球場で、プロ野球初のナイトゲームが行われた場所として紹介されている
- 第62回は川崎球場で、「10・19」の名勝負を取り上げている
- 第64回は岩手県営野球場で、大谷翔平選手が育った地として紹介されている
現在の12球場を回るだけでなく、「かつて試合が行われた場所」を訪ねるのも、球場巡りの奥深い楽しみ方です。公式戦が開催された全球場のデータも、2022年以降、毎年1〜3月ごろに更新されています。
12球団を対象にしたイベントの例
スタンプラリーではありませんが、12球団の本拠地を舞台にした企画が行われることもあります。たとえば、2026年には「スーパーマリオブラザーズ40周年×プロ野球12球団」として、4月29日の千葉ロッテ戦から、8月16日の福岡ソフトバンク戦まで、12球団の主催試合(計12試合)で、マリオの始球式や、特別な塁ベースの使用が予定されました。
こうした、12球団にまたがる企画があるときは、球場巡りのきっかけにもなります。ただし、参加の条件や期間は、企画ごとに異なります。
自分だけの「球場ノート」を作る
公式のスタンプラリーがない場合でも、自分で記録を残す方法があります。球場ごとに、観戦の思い出を書き留めておくと、あとから見返す楽しみになります。
| 記録する項目 | メモの例 |
|---|---|
| 日付・球場 | 観戦した日と、球場の名前 |
| 対戦カード・結果 | どこ対どこで、どんな結果だったか |
| 座席 | 席の位置と、そこからの見え方 |
| 食べたもの | 球場グルメの名前と、感想 |
| 天気・服装 | 暑さ寒さと、持っていって助かった物 |
| ひとこと | 印象に残った場面 |
- チケットの半券は、日付と球場が分かるので、記録に向いている
- 球場の外観や、入り口での写真を撮っておくと、思い出しやすい
- ノートやスマホのメモなど、続けやすい方法を選ぶ
12球場の特徴を調べたいときは、12球場の収容人数ランキングやプロ野球12球場おすすめランキングが参考になります。球場の裏側を見たい人は、スタジアムツアー・バックヤード見学ガイドもおすすめです。
記録を続けるための3つのコツ
1. 項目を、欲張らない
毎回、たくさんの項目を書こうとすると、続かなくなります。日付、球場、対戦カード、ひとことの4つだけでも、十分な記録になります。
2. 観戦したその日のうちに書く
時間がたつと、座席からの見え方や、食べたものの味を、忘れてしまいます。帰りの電車の中で、スマホにメモを残しておくと、あとで、ノートに書き写すのも楽です。
3. 次に行く球場の「宿題」を書く
次回の観戦で、試してみたいことを、一言書いておくと、次の球場巡りの楽しみになります。たとえば、「この球場の名物を食べる」「ビジター側から観戦する」といった具合です。
記録は、他人に見せるためのものではなく、自分のための思い出です。きれいに書くことより、続けることを優先してください。
参加するときの注意点
- スタンプラリーのルールは、企画ごとに違う。期間や対象を、事前に確認する
- 現地の施設やスタッフの案内に従い、他の来場者の迷惑にならないようにする
- スタンプのために、立ち入りが禁止されている場所へ入らない
- 終了した企画の情報を見て、いま参加できると思い込まない
持ち物は、観戦遠征の持ち物リストを参考にして、準備してください。
観戦のお供にしたい持ち物
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|---|---|---|---|
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よくある質問
Q. いま、12球場共通のスタンプラリーはありますか。
今回の調査では、12球場すべてを対象にした共通の公式スタンプラリーは、確認できませんでした。開催の有無は、各球団とNPBの公式発表で、確認してください。
Q. 2022年のスタンプラリーに、いまから参加できますか。
できません。2022年12月31日で終了しています。
Q. 球跡巡りは、どこで読めますか。
NPBの公式サイトの「球場情報」に、コラムとして掲載されています。2026年10月2日時点で、第102回まで公開されています。
Q. 記録は、紙とスマホのどちらがよいですか。
どちらでも構いません。紙のノートは、半券を貼れる楽しさがあり、スマホのメモは、写真と一緒に残せる手軽さがあります。続けやすいほうを選んでください。
Q. 球場に行けない日でも、巡りを楽しめますか。
はい。NPB公式サイトの「球跡巡り」を読んだり、これから行く球場の下調べをしたりするのも、球場巡りの楽しみの一部です。
まとめ|記録を残すと、球場巡りが続けやすくなる
球場巡りの記録は、公式のスタンプラリーがなくても、自分で残すことができます。2022年の「聖地・名所150選」のような企画は、終了していますが、球跡巡りを読んだり、自分の球場ノートを作ったりして、巡る楽しみを広げることができます。次の観戦から、半券と一言メモを、残してみてはいかがでしょうか。


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