ボストン・レッドソックスの本拠地、フェンウェイ・パークは、現役のメジャーリーグの球場で最も古い球場として知られています。左翼の巨大なフェンス「グリーンモンスター」や、いびつな外野の形など、他の球場にはない個性が魅力です。この記事では、球場の歴史と特徴、座席の選び方、行き方、観戦前に確認したいポイントを整理します。ほかの球場の観戦ガイドはドジャースタジアム観戦ガイドも参考にしてください。
先に結論|「歴史を感じたい人」には最高の球場、ただし「死角席」に注意
フェンウェイ・パークは1912年4月20日に開場した、歴史ある球場です。古い球場ならではの魅力がある一方で、スタンドの柱によって視界が遮られる席(死角のある席)があり、座席選びで満足度が変わります。観戦するなら、席の位置と見え方を事前に確認することが大切です。
フェンウェイ・パークの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 本拠地 | ボストン・レッドソックス |
| 開場 | 1912年4月20日 |
| 収容人数 | およそ3.7万人規模(資料により数字が異なります) |
| 住所 | 4 Jersey Street, Boston, MA 02215 |
| 最寄りの地下鉄 | グリーンラインのケンモア駅(B・C・D線)、フェンウェイ駅(D線) |
| 特徴 | 現役のMLB球場で最古。左翼のグリーンモンスターが有名 |
収容人数は、資料や年によって数字が異なります。昼の試合は、中堅のスタンド(センターのバッターズアイ用の区画)の一部が覆われるため、夜より少なくなる、と説明されています。最新の数字は、球団の公式サイトで確認してください。
名物はここ|フェンウェイの個性的なポイント
グリーンモンスター
左翼にそびえる緑色のフェンスです。高さは約37フィート(約11.3メートル)で、本塁からの距離は約310フィート(約94.5メートル)と、フェンスまでの距離が短く、高い壁になっています。ライナー性の当たりがフェンスに当たってヒットになる場面がよく見られます。壁のスコアボードは、壁の裏から手作業で数字を入れ替える仕組みとして紹介されています。
ペスキーズ・ポール
右翼のファウルポールは、本塁から約302フィート(約92メートル)で、メジャーリーグで最も短い外野の距離として知られています。名前の由来は、元レッドソックスの選手ジョニー・ペスキーさんです。
トライアングル
中堅の深い部分には、壁が三角形になった場所があり、一番奥は本塁から約420フィート(約128メートル)とされています。この深い場所に飛ぶと、三塁打になりやすい、といわれます。
赤い座席
右翼のブリーチャー席には、赤く塗られた座席が一つあります。元レッドソックスの強打者テッド・ウィリアムズさんが打った、公式に測定された最も長い本塁打(502フィート)が落ちた場所とされています。
座席の選び方
| エリア | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| モンスター・シート | グリーンモンスターの上に設けられた座席(2003年のシーズン前に追加) | フェンスの上から球場を眺めたい人 |
| 内野のボックス席 | ホームベース付近から球場全体を見やすいが、柱による死角がある席も | 野球の細かいプレーを見たい人 |
| 外野のブリーチャー(バックスタンド) | 右翼のブリーチャー席は、ファウルポールやペスキーズ・ポールに近い | 雰囲気や応援を楽しみたい人 |
| ペスキーズ・ポール付近の席 | ポールの近くで、ファウルライン沿いの位置 | 独特の距離感を楽しみたい人 |
フェンウェイは古い球場のため、スタンドを支える柱により、視界が遮られる席があります。チケットを購入するときは、座席表の「視界が遮られる可能性」の表記を確認し、不安なら口コミや球場の見え方を紹介するサイトで、実際の見え方も確認すると安心です。
行き方
公共交通機関では、ボストンの地下鉄(通称「T」)のグリーンラインを利用します。最寄りは、ケンモア駅(B・C・D線)と、フェンウェイ駅(D線)です。郊外からは、通勤電車(コミューターレール)のランズダウン駅も使えます。車の場合、駐車場は少なく、試合日は混雑するため、公共交通機関の利用が一般的です。
チケットと入場
- チケットは、球団公式サイトや、MLBの公式アプリ「MLB Ballpark」などのデジタルチケットで管理する形が基本です(球団の公式サイトに案内があります)
- 持ち込みルールや手荷物の規定は、公式サイトの「セキュリティのガイドライン」で最新情報を確認してください
- 入場時間は試合ごとに異なるため、チケットに記載された時刻や、公式の案内を確認してください
MLBの観戦全般の流れやチケットの買い方は、ドジャースタジアム観戦ガイドや、MLBの仕組みを解説したMLBドラフトとマイナーリーグの仕組みも参考になります。
球場ツアー
フェンウェイ・パークでは、球場内を歩いて回るツアーが、毎日行われている、と球団の公式サイトに記載されています(個人ツアー、団体ツアーがあります)。試合のない日でも球場の雰囲気を楽しめるため、観戦の予定とあわせて検討するのもおすすめです。ツアーの時間、料金、予約方法は、公式サイトの「Ballpark Tours」のページで確認してください。
観戦前にチェックしたいこと
- 試合日程と、見たい対戦カード(ホーム開催かどうか)
- 座席の位置と、視界が遮られる柱の有無
- ボストンまでの移動と宿の手配(日本からの渡航は、パスポートなど必要な手続きも早めに確認)
- 持ち込み、手荷物の規定
- 帰りの地下鉄の混雑(試合後は混むため、少し時間をずらす方法もあります)
ABSチャレンジなど新しい仕組みはMLBのABSチャレンジシステムとは?にまとめています。
よくある質問
Q. 日本人選手が出ていなくても楽しめますか?
球場そのものに歴史と個性があるため、選手に関係なく楽しめます。グリーンモンスターの高さや、狭い通路の雰囲気は、他の球場では体験できません。日本人選手の所属は日本人MLB選手一覧2026で確認できます(情報は更新される場合があります)。
Q. 席は何で選ぶのが良いですか?
初めてなら、視界が良い席を最優先に選ぶのが安全です。個性的な体験を求めるなら、モンスター・シートも候補になりますが、人気が高く、早めの確認が必要です。
Q. 年俸や制度の違いも知りたいです
MLBの年俸の仕組みについては、MLBの年俸とぜいたく税の仕組みをご覧ください。
グリーンモンスターと「ホームランの出方」の関係
フェンスまでの距離が短い左翼では、ホームランにならない打球も、高い壁に当たってヒットやツーベースになります。一方で、右翼のファウルポールは短い距離にあるため、引っ張った打球がホームランになりやすい面もあります。同じ球場でも、場所によって「有利な打者」と「不利な打者」が変わる点が、フェンウェイの面白さです。試合を見るときは、打球の方向と、フェンスの近さに注目してみてください。
また、古い球場ならではのせまい通路や、観客席と選手の距離の近さも魅力です。写真や映像だけでは分かりにくい、球場の「手作り感」は、現地で観戦する価値の一つといえるでしょう。
まとめ
フェンウェイ・パークは、1912年に開場した、現役最古のメジャーリーグの球場です。グリーンモンスター、ペスキーズ・ポール、トライアングルなど、独特の形が見どころで、座席は柱による死角に注意して選ぶことが大切です。行き方はボストンの地下鉄が便利で、球場ツアーもあります。最新のチケット、手荷物のルールは、球団の公式サイトで確認し、ボストンでの野球観戦を計画してみてください。


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